【37週+4日】陣痛‥そして出産!!!
2011年10月30日 日常 コメント (5)後追い日記になりますが、記録として…
+++
土曜日の夜からの痛みは、0時を過ぎると本格的に。
「陣痛」の痛みがどんなモノか、
初妊婦には未知の世界なので、とりあえず検索。
すると、生理痛のような腰の痛みやら、下痢の症状やら、
なんだか私に当てはまりすぎじゃーん!汗。
夜でも見える様に、陣痛の間隔を記録するべく
携帯の待ち受けも変更。
お気に入りの猫村さんから元々データで入っていた
時計と秒針の待ち受けに変えました。
9時くらいに就寝したダンナ様は、
私の格闘にまだ気づかずグッスリと寝てました。
ダンナ様の隣に横たわり、
ひとまず痛みの間隔を小さなノートにメモメモ。
0:22、0:27、0:33、0:38、0:44、0:49
5分間隔ってヤバくね?…と思いつつ、
いつの間にやら眠りについてました。
+++
そして、痛みで起床。アノ腰を押されるような痛み。
痛みがくる度に「うーん、うーん」と唸っていたので、
流石のダンナ様も心配し、一緒に起きててくれました。
その後は、まさに夫婦二人三脚!
とにかく痛みを堪えることしか体力を使えず、
メモする気力も無かったので、
書きとめはダンナ様へバトンタッチ。
3時半頃から痛みの波が現れるも
3時~4時までの30分間は6分や3分間隔と不規則。
そして4時台突入。
痛みがくるのって、うずうずとわかるんです。。
「来たっ!」とダンナ様にしがみつき、
「逃げた~」と伝え、ダンナ様はメモメモ。
4時台は3分から5分間隔で、15回の波が襲来。
直前で頭に入れ込んだ呼吸法
「深く息を吸って、ゆっくりお腹から吐く」を実践し、
頭では学級で習った赤ちゃんがゆっくり回転しながら
降りてくる図をイメージしてました。
「病院っていつ行けば良いんだろうね」と
ダンナ様と悩み、もう少し様子を見ることに。。
ネットで見ていると、連絡しても病院から
帰される場合もあるというし。。
+++
そんなこんなで5時台突入。
痛みも少しずつ増してきて、痛み時間も50~90秒間。
「痛みは平均して60秒くらいだから頑張って」と
言われるも、その60秒間の長いこと長いこと。。
痛み襲来の間隔も3~4分と明らかに規則的だし、
あまりの痛みの強さもあり、6時になったら病院へ
電話をすることにしました。
ダンナ様は急いでシャワーを浴びに行き、
その間一人で痛みを堪えることに。
ダンナ様が着替えをしている間も痛みが来るので、
とりあえず「来た」「逃げた」は伝えてました。
入院グッズ、ダンナ様のお着替えも等も終了し
いざ電話をかけるのだけど…
痛みの波が来ると、とても話せる状態ではなく
結局すべてダンナ様が担当者に話してくれました。
これ、一人だったら絶対無理ムリ。。
いつから痛んでいるか、間隔、現在の私の状況などを
話すと、とりあえず来てくれとのこと。
タクシーを拾いに行く!と出て行ったダンナ様。
早朝だったのでなかなかタクシーもいなくて、
結局電話で呼んだらしいのだけど、
その時間がものすごーーーーく長く感じた。
痛みが逃げた隙にエレベータに乗り、
痛みが来ると柱に捕まり、また逃げた隙にタクシーへ。
とても人のよさそうな運転手さんは、
「大事をとってゆっくり走りますネ」と
気を遣って下さったけど…心の中の自分は
「そんなんいいから、急いでおくれ~。泣」と
声にならない叫びでいっぱいだった。
+++
5、6分で産院につくと、事前に連絡していたので
守衛さんが車椅子を用意していてくれました。
車椅子って便利だなァ…と思っているうちに
産院2階の分娩室に運ばれ、先生登場。
「子宮口7㎝まで開いてますね~。
この分だと早くて午前中、遅くても夕方には産まれます」
今日産まれると聞いて、いよいよだ!!…と嬉しい反面、
この痛みがまだ何時間も来る…と弱気な自分もちらほら。
分娩台に横たわっているうちに、
担当の助産婦uさんがテキパキと準備されていた。
お腹にべべちゃんの心拍を図る機械も装着され、
ドッドッドッ…とべべちゃんの音が聞こえました。
あとは、助産婦uさんの言われるがまま。
赤ちゃんが降りてきやすいようトイレを促され、
ヨロヨロしつつ便座に座るも尿は出ず。
そして、「パンッ!!」という音がしたと思ったら、
「破水しましたね」とuさん。生温かい感覚が
じわ~っと股のあたりに広がりました。
うわさ通り「パンッ」ていう感覚あるんだ…と
弱りつつも思う自分がいたり。
「お名前なんて言うんですか?」と声にならない声で
伺い、その後は痛みが来るたびに
「uさん!!!痛いです!!!」と叫ぶ私。
ちょっと何かを取りに行ったり、準備でuさんが
部屋を出ていくとものすごーーく不安になり、
痛みの波と同時に「uさーーーん!!」と叫ぶ叫ぶ。笑。
ダンナ様は横に座っていてくれ、
ずっと手を握ってました。
喉が渇いたらお水を飲ませてくれたり、
ウィだーインを飲ませてくれたり。
ダンナ様が手を握ってくれているだけで、
どれほど心強かったか。。
そんなこんなで痛みと戦うも、
痛みの間隔が開いてしまったので、
新たな体制案が出されました。
「バランスボールの大きいクッションに上からかぶさり、
よつんばいの姿勢だと赤ちゃんが降りてきやすいですョ」
とuさんに促され、仰せの通りに…という心情で
クッションにかぶさりました。
そして痛みが来ると「来ました。uさん」と発するも、
uさんが肛門のあたりをグリッと
おさえるじゃないですか!
「出ちゃいますー」と叫ぶも、痛みが来るたびに
それをされ、ひょえ~と思いながら過ごすこと数時間。
「小指の先あたりの大きさで赤ちゃん見えてきましたョ」
おお、べべちゃん降りてきているのね。と思いつつ、
赤子の姿で出るのに小指の先って…
まだまだ先は長いのか。と少々がっかり。
+++つづき。書いたのに消えちゃいました。涙。
その後、
小指の先くらい→親指くらい→卵くらい‥
と徐々に大きく見えてくるのですが、、、
赤子の大きさで見えるまでに後何時間かかるものやら。
はたして今日中に出てくるのか。。と疑問に思ったり。
「赤ちゃんの髪の毛が見えてきましたよ~」の声。
子宮からべべちゃんの頭髪が出ている
絵をイメージする私。
陣痛の、腰を押される痛み。いきんだ後の、
腰のあたりの収縮の痛み(コッチの方が痛い)。
正直、早く終わりたい気持ち一心になっていて
べべちゃんに会える喜びよりも自分が楽になりたい
思いでいっぱいだった。
痛みもいきみの長さも徐々に大きく、長くなってきて。
叫び声も「uさーーーん」から、
「痛いーーー」やら、「ヨイショーーー」と
気合いを入れ直し、毎回のいきみに全力を注ぎました。
よく出産体験記を見ると、助産師さんに
「いきんじゃダメ。まだ早い」と言われた‥とあったけど
私の産院の助産師さんは「○○しちゃダメ」という
言い方は絶対無かったな。
最初のうちは、
「いきむより息を長く吐きましょ。その方が
赤ちゃんが楽に出てこれますよ」と言ってくれたし、
後半は、
「自然にいきみたい時にいきんで良いですよ~」と
声をかけてくださった。
にわかソフロロジーの呼吸法の甲斐あったな。
呼吸法、本当に大事ですョ。
+++
しかし、、痛みの波にあわせ、いきんでもいきんでも。。
どんなにいきんでも、なかなか産まれないべべちゃん。
ひーん。いつになるの??スポッと産まれてほしい。
とゼイゼイしながら、早く楽になりたいと思う私。
出産時、心強かったのが二つ。
ひとつは、ダンナ様の手のぬくもり。
よつんばいになってからは、頭の方に移動し
痛みが来るたびにギューっとダンナ様の手を握ってました。
途中ビデオ設定で手を離されると、
ものすごーーーく不安になり、「手、手」と
声にならない声で呼びかけてました。
もうひとつは、べべちゃんの心音。
いきみと一緒に下がってくると、
ドッドッドッ‥とテンポが速まるその音が
どんなに心強く、勇気づけられたことか。。
なので、何かの調子で装置がお腹から外れてしまい、
音が聞こえなくなると、これまた
ものすごーく不安になってました。
+++
何回かいきんでいると、
子宮のところに何やら出てきた感触あり。
でも、、いきみ終わるとシュル~っと中に入っちゃう。
「出たのに引っ込んだ~」と言うと、
「感覚、わかるんですね。凄いスゴイ」と助産師さん
たちが笑ってました。
+++
そんな感じで痛みといきみを何回も繰り返し、
べべちゃんも出たり入ったりを繰り返すうちに
クッションが取り外されることに。
「股の間から赤ちゃん出てきますよ~」の声。
へ?股の間から??‥正直よくわからなかったけど、
とりあえず「ハヒ~」と声にならない声でこたえました。
そして、今までより長いいきみ!
なんて叫んだか忘れちゃったケド、
ものすごく強くダンナ様の手も握り、、
股のあたりに生温かさを感じた瞬間。
2011年10月30日。10時14分。
べべちゃん誕生です!!!
ニュル~っと温かいものが出る様な感じがし、
「おめでとうございます。産まれましたよ~」の声。
でも、、、股の間みても。。。ぼやけて見えない!汗。
途中邪魔でとった眼鏡をかけてないので、
べべちゃんの姿を確認できずな私。汗。
「メガネ、メガネ」とダンナ様に訴え、かけてもらい
ようやくべべちゃんを見ることができました。
と同時に自然と涙があふれ、こぼれおちてました。。
あの気持ちは何でしょうか。。
嬉しいでもなく、感動、感激でもなく。
静かに沸き起こる、じんわりと広がった
なんともいえない気持ちでした。
よく、頑張ったね。。という想いが強かったかな。。
+++
その後、胎盤の排出やら、会陰の縫合へ。
あんなにマッサージしてた会陰ですが、
見事に自然と裂けてしまいました。。
必要であれば切開してほしいと
バースプランに書いたのにな。
雑誌で読んだとおり、陣痛の痛みより
はるかに痛い縫合の痛さ。泣。
まさにドラマ仁の世界。
最初は、
これさえ終われば、もうすべて終わるのだ。
あとひと山、耐えよう。。
と自分を励ましていたものの、
縫合が終わっても傷の痛みは消えず。
「麻酔が切れたからですかね?」と
傷の痛みを訴えたところ、
なんと再縫合するコトに。。
何でも、痛みのある部分に血豆があり、
それが原因とのこと。一度抜糸し、
血豆のあるとこの血管を繋ぎあわせて再度縫合とのコト。
私は傷口を見ることができないので、
なんとダンナ様に先生が説明を始めました。
しかも、実際の傷口を見せながら!
いや、立ち会い出産の時点で、本能をさらけ出して
いるのでイイんですけどね。我が夫婦は
元々お互い飾るとこなく、隠すことなく
いろんな姿見せてますけど。
まさか、会陰全開、傷口を見てもらうとは
ダンナ様もビックリの展開デシタ。
最初の先生とは違う、ちょっと偉い位の女医さんが
今回担当してくださいました。
周りへの指示がするどく、デキル女医って印象。
さすがにアノ痛み再来。。と思うと、
もう恐怖恐怖で先生を連呼。
「先生痛いです」「先生!」「先生ー!」と
先生が触るごとに叫ぶ私。
先生は冷静で、呼ぶ私に対して「はい」とか
なんとか返事をしていました。
あまりにうるさいから、点滴での麻酔も途中投与。
頭がだんだんボーっとしてきて、
何か言う気力もなくなってきました。
周囲の声は聞こえるんですがね。
「あ、効いてきましたね」と他の助産婦さん。
再縫合している部分もスッカリ痛みはなく、
無事に手術終了ー。ボーっとする頭で、
「アイス食べたい。武井咲ちゃんCMのガーナのアイス‥」
と、終わったご褒美を夢見て、ダンナ様にも
「アイス食べたい。。」と弱りながら訴えてました。
+++
やっとこ、ひと段落。
2時間くらい分娩室で横たわりながら過ごしました。
すると、全身筋肉痛なのに気付きました!
まさに指先まで筋肉痛なんです。
ダンナ様はお互いの両親へ電話で報告したり、
私も友人へメールしたり。
その後、昼食が運ばれてきて、
近くのスーパーでお弁当を買ったダンナ様と一緒に昼食。
炊き込みご飯、お味噌汁、白身魚フライ、
カレー風味コロッケ、カボチャ煮物、きゃらぶき、
切干大根サラダ、レアチーズケーキ
ご飯はとっても美味しく全てたいらげました。
私は途中で水やらウィダーインを飲んでいたけど、
朝から飲まず食わずのダンナ様は、
さぞお腹すいただろうな。かなりのボリューム弁当を
完食していました。
その後、マミーが駆けつけてくれ、
とっても嬉しかった。。
開口一番「おめでとう」と声をかけてくれ、
涙ぐむマミーから思わずもらい泣き。
母、娘の繋がりを感じました。
+++
そして、カンガルーケア。
産まれたてのべべちゃんが胸元に運ばれました。
2,944g、50㎝のべべちゃんは、
エコーどおりムチムチのほわほわ。
毛もしっかり生えているし、
手足の爪もミニチュアながらちゃんと生えている。
産まれたときの胎脂も少なかったらしい。
やわらかな温もりを感じつつ、
必死に出てきたコトを思うと、
小さいながらもしっかりと生きているんだよね。
がんばったね。
「おっぱい飲ませてみましょうか~」と助産師さん。
産んだ直後にはたして出るものなのかしら。
妊娠中、どんなに揉んでも、乳首ひねっても
全然出なかったケド‥と疑問に思いながら
乳首をつまむと、うっすら乳白色の粒が2粒ほど
でてくるじゃありませんか!!!
これには、ダンナ様とびっくり。
いや~、すっかり母なる体に変わっていっているのね。
べべちゃんも、ちゅぱちゅぱ吸いついてくれ、
初の授乳が実現しました。
+++
そして、車いすで病室に運ばれ、
いよいよ5日間の入院生活のスタートです。
3時間おきの授乳をとにかく実践しましょう、と
いうことで、とにかく授乳メインの生活。
記録した紙を見ると‥
17時 飲む
20時 なめる
21時 なめる
22時 k2シロップ
うーん。最初は全然飲んでくれず、乳首から出した
おっぱいをなめる程度だったのね。
そんな感じで、母子同室のべべちゃんとの
入院生活が幕を開けたのであります。
+++
土曜日の夜からの痛みは、0時を過ぎると本格的に。
「陣痛」の痛みがどんなモノか、
初妊婦には未知の世界なので、とりあえず検索。
すると、生理痛のような腰の痛みやら、下痢の症状やら、
なんだか私に当てはまりすぎじゃーん!汗。
夜でも見える様に、陣痛の間隔を記録するべく
携帯の待ち受けも変更。
お気に入りの猫村さんから元々データで入っていた
時計と秒針の待ち受けに変えました。
9時くらいに就寝したダンナ様は、
私の格闘にまだ気づかずグッスリと寝てました。
ダンナ様の隣に横たわり、
ひとまず痛みの間隔を小さなノートにメモメモ。
0:22、0:27、0:33、0:38、0:44、0:49
5分間隔ってヤバくね?…と思いつつ、
いつの間にやら眠りについてました。
+++
そして、痛みで起床。アノ腰を押されるような痛み。
痛みがくる度に「うーん、うーん」と唸っていたので、
流石のダンナ様も心配し、一緒に起きててくれました。
その後は、まさに夫婦二人三脚!
とにかく痛みを堪えることしか体力を使えず、
メモする気力も無かったので、
書きとめはダンナ様へバトンタッチ。
3時半頃から痛みの波が現れるも
3時~4時までの30分間は6分や3分間隔と不規則。
そして4時台突入。
痛みがくるのって、うずうずとわかるんです。。
「来たっ!」とダンナ様にしがみつき、
「逃げた~」と伝え、ダンナ様はメモメモ。
4時台は3分から5分間隔で、15回の波が襲来。
直前で頭に入れ込んだ呼吸法
「深く息を吸って、ゆっくりお腹から吐く」を実践し、
頭では学級で習った赤ちゃんがゆっくり回転しながら
降りてくる図をイメージしてました。
「病院っていつ行けば良いんだろうね」と
ダンナ様と悩み、もう少し様子を見ることに。。
ネットで見ていると、連絡しても病院から
帰される場合もあるというし。。
+++
そんなこんなで5時台突入。
痛みも少しずつ増してきて、痛み時間も50~90秒間。
「痛みは平均して60秒くらいだから頑張って」と
言われるも、その60秒間の長いこと長いこと。。
痛み襲来の間隔も3~4分と明らかに規則的だし、
あまりの痛みの強さもあり、6時になったら病院へ
電話をすることにしました。
ダンナ様は急いでシャワーを浴びに行き、
その間一人で痛みを堪えることに。
ダンナ様が着替えをしている間も痛みが来るので、
とりあえず「来た」「逃げた」は伝えてました。
入院グッズ、ダンナ様のお着替えも等も終了し
いざ電話をかけるのだけど…
痛みの波が来ると、とても話せる状態ではなく
結局すべてダンナ様が担当者に話してくれました。
これ、一人だったら絶対無理ムリ。。
いつから痛んでいるか、間隔、現在の私の状況などを
話すと、とりあえず来てくれとのこと。
タクシーを拾いに行く!と出て行ったダンナ様。
早朝だったのでなかなかタクシーもいなくて、
結局電話で呼んだらしいのだけど、
その時間がものすごーーーーく長く感じた。
痛みが逃げた隙にエレベータに乗り、
痛みが来ると柱に捕まり、また逃げた隙にタクシーへ。
とても人のよさそうな運転手さんは、
「大事をとってゆっくり走りますネ」と
気を遣って下さったけど…心の中の自分は
「そんなんいいから、急いでおくれ~。泣」と
声にならない叫びでいっぱいだった。
+++
5、6分で産院につくと、事前に連絡していたので
守衛さんが車椅子を用意していてくれました。
車椅子って便利だなァ…と思っているうちに
産院2階の分娩室に運ばれ、先生登場。
「子宮口7㎝まで開いてますね~。
この分だと早くて午前中、遅くても夕方には産まれます」
今日産まれると聞いて、いよいよだ!!…と嬉しい反面、
この痛みがまだ何時間も来る…と弱気な自分もちらほら。
分娩台に横たわっているうちに、
担当の助産婦uさんがテキパキと準備されていた。
お腹にべべちゃんの心拍を図る機械も装着され、
ドッドッドッ…とべべちゃんの音が聞こえました。
あとは、助産婦uさんの言われるがまま。
赤ちゃんが降りてきやすいようトイレを促され、
ヨロヨロしつつ便座に座るも尿は出ず。
そして、「パンッ!!」という音がしたと思ったら、
「破水しましたね」とuさん。生温かい感覚が
じわ~っと股のあたりに広がりました。
うわさ通り「パンッ」ていう感覚あるんだ…と
弱りつつも思う自分がいたり。
「お名前なんて言うんですか?」と声にならない声で
伺い、その後は痛みが来るたびに
「uさん!!!痛いです!!!」と叫ぶ私。
ちょっと何かを取りに行ったり、準備でuさんが
部屋を出ていくとものすごーーく不安になり、
痛みの波と同時に「uさーーーん!!」と叫ぶ叫ぶ。笑。
ダンナ様は横に座っていてくれ、
ずっと手を握ってました。
喉が渇いたらお水を飲ませてくれたり、
ウィだーインを飲ませてくれたり。
ダンナ様が手を握ってくれているだけで、
どれほど心強かったか。。
そんなこんなで痛みと戦うも、
痛みの間隔が開いてしまったので、
新たな体制案が出されました。
「バランスボールの大きいクッションに上からかぶさり、
よつんばいの姿勢だと赤ちゃんが降りてきやすいですョ」
とuさんに促され、仰せの通りに…という心情で
クッションにかぶさりました。
そして痛みが来ると「来ました。uさん」と発するも、
uさんが肛門のあたりをグリッと
おさえるじゃないですか!
「出ちゃいますー」と叫ぶも、痛みが来るたびに
それをされ、ひょえ~と思いながら過ごすこと数時間。
「小指の先あたりの大きさで赤ちゃん見えてきましたョ」
おお、べべちゃん降りてきているのね。と思いつつ、
赤子の姿で出るのに小指の先って…
まだまだ先は長いのか。と少々がっかり。
+++つづき。書いたのに消えちゃいました。涙。
その後、
小指の先くらい→親指くらい→卵くらい‥
と徐々に大きく見えてくるのですが、、、
赤子の大きさで見えるまでに後何時間かかるものやら。
はたして今日中に出てくるのか。。と疑問に思ったり。
「赤ちゃんの髪の毛が見えてきましたよ~」の声。
子宮からべべちゃんの頭髪が出ている
絵をイメージする私。
陣痛の、腰を押される痛み。いきんだ後の、
腰のあたりの収縮の痛み(コッチの方が痛い)。
正直、早く終わりたい気持ち一心になっていて
べべちゃんに会える喜びよりも自分が楽になりたい
思いでいっぱいだった。
痛みもいきみの長さも徐々に大きく、長くなってきて。
叫び声も「uさーーーん」から、
「痛いーーー」やら、「ヨイショーーー」と
気合いを入れ直し、毎回のいきみに全力を注ぎました。
よく出産体験記を見ると、助産師さんに
「いきんじゃダメ。まだ早い」と言われた‥とあったけど
私の産院の助産師さんは「○○しちゃダメ」という
言い方は絶対無かったな。
最初のうちは、
「いきむより息を長く吐きましょ。その方が
赤ちゃんが楽に出てこれますよ」と言ってくれたし、
後半は、
「自然にいきみたい時にいきんで良いですよ~」と
声をかけてくださった。
にわかソフロロジーの呼吸法の甲斐あったな。
呼吸法、本当に大事ですョ。
+++
しかし、、痛みの波にあわせ、いきんでもいきんでも。。
どんなにいきんでも、なかなか産まれないべべちゃん。
ひーん。いつになるの??スポッと産まれてほしい。
とゼイゼイしながら、早く楽になりたいと思う私。
出産時、心強かったのが二つ。
ひとつは、ダンナ様の手のぬくもり。
よつんばいになってからは、頭の方に移動し
痛みが来るたびにギューっとダンナ様の手を握ってました。
途中ビデオ設定で手を離されると、
ものすごーーーく不安になり、「手、手」と
声にならない声で呼びかけてました。
もうひとつは、べべちゃんの心音。
いきみと一緒に下がってくると、
ドッドッドッ‥とテンポが速まるその音が
どんなに心強く、勇気づけられたことか。。
なので、何かの調子で装置がお腹から外れてしまい、
音が聞こえなくなると、これまた
ものすごーく不安になってました。
+++
何回かいきんでいると、
子宮のところに何やら出てきた感触あり。
でも、、いきみ終わるとシュル~っと中に入っちゃう。
「出たのに引っ込んだ~」と言うと、
「感覚、わかるんですね。凄いスゴイ」と助産師さん
たちが笑ってました。
+++
そんな感じで痛みといきみを何回も繰り返し、
べべちゃんも出たり入ったりを繰り返すうちに
クッションが取り外されることに。
「股の間から赤ちゃん出てきますよ~」の声。
へ?股の間から??‥正直よくわからなかったけど、
とりあえず「ハヒ~」と声にならない声でこたえました。
そして、今までより長いいきみ!
なんて叫んだか忘れちゃったケド、
ものすごく強くダンナ様の手も握り、、
股のあたりに生温かさを感じた瞬間。
2011年10月30日。10時14分。
べべちゃん誕生です!!!
ニュル~っと温かいものが出る様な感じがし、
「おめでとうございます。産まれましたよ~」の声。
でも、、、股の間みても。。。ぼやけて見えない!汗。
途中邪魔でとった眼鏡をかけてないので、
べべちゃんの姿を確認できずな私。汗。
「メガネ、メガネ」とダンナ様に訴え、かけてもらい
ようやくべべちゃんを見ることができました。
と同時に自然と涙があふれ、こぼれおちてました。。
あの気持ちは何でしょうか。。
嬉しいでもなく、感動、感激でもなく。
静かに沸き起こる、じんわりと広がった
なんともいえない気持ちでした。
よく、頑張ったね。。という想いが強かったかな。。
+++
その後、胎盤の排出やら、会陰の縫合へ。
あんなにマッサージしてた会陰ですが、
見事に自然と裂けてしまいました。。
必要であれば切開してほしいと
バースプランに書いたのにな。
雑誌で読んだとおり、陣痛の痛みより
はるかに痛い縫合の痛さ。泣。
まさにドラマ仁の世界。
最初は、
これさえ終われば、もうすべて終わるのだ。
あとひと山、耐えよう。。
と自分を励ましていたものの、
縫合が終わっても傷の痛みは消えず。
「麻酔が切れたからですかね?」と
傷の痛みを訴えたところ、
なんと再縫合するコトに。。
何でも、痛みのある部分に血豆があり、
それが原因とのこと。一度抜糸し、
血豆のあるとこの血管を繋ぎあわせて再度縫合とのコト。
私は傷口を見ることができないので、
なんとダンナ様に先生が説明を始めました。
しかも、実際の傷口を見せながら!
いや、立ち会い出産の時点で、本能をさらけ出して
いるのでイイんですけどね。我が夫婦は
元々お互い飾るとこなく、隠すことなく
いろんな姿見せてますけど。
まさか、会陰全開、傷口を見てもらうとは
ダンナ様もビックリの展開デシタ。
最初の先生とは違う、ちょっと偉い位の女医さんが
今回担当してくださいました。
周りへの指示がするどく、デキル女医って印象。
さすがにアノ痛み再来。。と思うと、
もう恐怖恐怖で先生を連呼。
「先生痛いです」「先生!」「先生ー!」と
先生が触るごとに叫ぶ私。
先生は冷静で、呼ぶ私に対して「はい」とか
なんとか返事をしていました。
あまりにうるさいから、点滴での麻酔も途中投与。
頭がだんだんボーっとしてきて、
何か言う気力もなくなってきました。
周囲の声は聞こえるんですがね。
「あ、効いてきましたね」と他の助産婦さん。
再縫合している部分もスッカリ痛みはなく、
無事に手術終了ー。ボーっとする頭で、
「アイス食べたい。武井咲ちゃんCMのガーナのアイス‥」
と、終わったご褒美を夢見て、ダンナ様にも
「アイス食べたい。。」と弱りながら訴えてました。
+++
やっとこ、ひと段落。
2時間くらい分娩室で横たわりながら過ごしました。
すると、全身筋肉痛なのに気付きました!
まさに指先まで筋肉痛なんです。
ダンナ様はお互いの両親へ電話で報告したり、
私も友人へメールしたり。
その後、昼食が運ばれてきて、
近くのスーパーでお弁当を買ったダンナ様と一緒に昼食。
炊き込みご飯、お味噌汁、白身魚フライ、
カレー風味コロッケ、カボチャ煮物、きゃらぶき、
切干大根サラダ、レアチーズケーキ
ご飯はとっても美味しく全てたいらげました。
私は途中で水やらウィダーインを飲んでいたけど、
朝から飲まず食わずのダンナ様は、
さぞお腹すいただろうな。かなりのボリューム弁当を
完食していました。
その後、マミーが駆けつけてくれ、
とっても嬉しかった。。
開口一番「おめでとう」と声をかけてくれ、
涙ぐむマミーから思わずもらい泣き。
母、娘の繋がりを感じました。
+++
そして、カンガルーケア。
産まれたてのべべちゃんが胸元に運ばれました。
2,944g、50㎝のべべちゃんは、
エコーどおりムチムチのほわほわ。
毛もしっかり生えているし、
手足の爪もミニチュアながらちゃんと生えている。
産まれたときの胎脂も少なかったらしい。
やわらかな温もりを感じつつ、
必死に出てきたコトを思うと、
小さいながらもしっかりと生きているんだよね。
がんばったね。
「おっぱい飲ませてみましょうか~」と助産師さん。
産んだ直後にはたして出るものなのかしら。
妊娠中、どんなに揉んでも、乳首ひねっても
全然出なかったケド‥と疑問に思いながら
乳首をつまむと、うっすら乳白色の粒が2粒ほど
でてくるじゃありませんか!!!
これには、ダンナ様とびっくり。
いや~、すっかり母なる体に変わっていっているのね。
べべちゃんも、ちゅぱちゅぱ吸いついてくれ、
初の授乳が実現しました。
+++
そして、車いすで病室に運ばれ、
いよいよ5日間の入院生活のスタートです。
3時間おきの授乳をとにかく実践しましょう、と
いうことで、とにかく授乳メインの生活。
記録した紙を見ると‥
17時 飲む
20時 なめる
21時 なめる
22時 k2シロップ
うーん。最初は全然飲んでくれず、乳首から出した
おっぱいをなめる程度だったのね。
そんな感じで、母子同室のべべちゃんとの
入院生活が幕を開けたのであります。
コメント
ほんとうに大変だったね、お疲れさま>_<
弱っているときの旦那さまの存在って、大きいよね。。
わたしも心底心強かったことをいまさら思い出しました。
つづきも楽しみにしてますー。
産後の体は大丈夫ですか??
元気な男の子、よかったですね。
追記楽しみにしてます(^-^)
いやー本当にお疲れ様でした。
しかし・・・陣痛より縫う方が痛いんですか(;゚Д゚)!?
出産、経験しないと全く想像がつきませんね~(^^;;
こないだは来てくれてありがとー。
授乳クッション&おしりふきウォーマー
かなり役立ってますyy
そうなの。ダンナ様の存在。とっても大きい。
精神的な支えになるよね。あとはとっさの時の
対応も現れるから、人間性もわかるかも。笑。
kohkiくんは、どんな状況でも焦らず冷静だから
安心できました^^なかなかイクメン度高いョ~
入院期もちょくちょく書いてくね~
ありがとうございます。
産後の体調は順調に体力も戻りつつありますが、
会陰の縫合後の違和感が未だ消えずデス。。
ソコさえ無くなれば私的には万全なのですが‥
縫合は、麻酔もしていた様だったのですが
奥の方までは効かないので、
(助産婦さんいわく。親知らず抜歯と同じで、歯茎に
麻酔しても抜くときの痛さがあるのと同じだそうです)
結果として「麻酔無しで縫合」と構えた方が
良いですョ。。
うちの産院は自然に任せるという方針みたいなので、
会陰切開も元々しない方向だったみたいです。
病院によっては会陰切開をする所もありますよね。
自然で裂けるより、先に切開してもらった方が
傷口もキレイみだいですよ。知り合いのママ談。
そうなんですよね。
出産、経験しないとわからない未知の世界でした。
いろいろネットで体験記もあるので、
出産前は毎日検索してイメトレしてましたよ。
呼吸法も、とても役に立ちましたy
苺さんはまだまだ先も長いので、
恐怖もあると思いますが、まずはマタニティライフを
楽しんでくださいね^^
入院の生活も、また後追いで書いていくので
参考に見ていただければと思います。