気持ちの行方

2003年3月29日
今日はおじいちゃんのお墓に納骨へ。
そこの霊園は、ガーデンパークという感じで
花や木で囲まれていて、いわゆる「霊園」と
は違う。墓石も自分でデザインできるし、
好きな絵や文字を彫ることができて、個性豊か。
いろいろ見ていたけど、眠っている人に対する想いが表れていて、なかなかおもしろかった。

おじいちゃんのは、桜の花と、おばあちゃんが
創った詩が刻まれている。
派手すぎることもなく、地味すぎることもなく
上品に仕上がっていて、おじいちゃんらしかった。

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「気持ちって清算できるのかな。」
「数学みたいに割りきれればいいのに。」

これは私の好きな漫画にあった言葉。
これを初めて読んだのは、中学生くらいのときかな。親友の女の子が同じ男の子を好きになってしまうお話。今も連載が続いていて、結末が気になる!

今、すごくその言葉がわかるな。
私は中・高女子校で、恋とはほど遠い生活を送っていた。部活ひとすじで、家と学校の往復の6年間だった。大学に入って初めて心から「人を好きになる」って感覚を経験した。小学生のときも好きな子はいて、それなりにドキドキわくわくしてたけど、
大学で抱いた気持ちはあきらかに違っていた。

好きになると、自分の知らないとこから、とんでもないパワーが沸き起こって、そんな自分にビックリした。辛いこととか、心が痛くなるなんて知らなかったし。そして、苦しさ以上に、人を好きになる喜びも初めて経験した。言葉にすると、ありきたりだけど。もうちょっとうまく表現したいなあ…。

何度か好きになったけど、結局どれも「清算」できないまま来ちゃったよね。自分の中で、未練なんかないって思ってたって、あくまで「思ってる」ダケ。彼女ができたって聞くと、ショックはあるよ。
ましてや、後輩なんかだとね。いくら過去とはいっても、本気で好きだったヒトだもん。忘れることはできないよ。

未練たらしいのって情けないなあって思うけど、
それは今の自分。
また、あの景色見たくなっちゃった(笑)近いうちに行こうっと。

数学みたいに割りきれたらどんなに楽だろう。
割りきれない気持ちが永遠に続いているみたい…。

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昨日はコーと2時半くらいから電話してた。
30分で切ろうと思いつつ、なんだかんだで4時近くまで話しちゃった。彼女とはもうすぐ1年経つらしい。付き合い始めから見てきたし、ちょくちょく相談受けていたから、話しはいつも聞いていたけど、
相手のこと本当に尊重しているなって感じた。

コーは、私にとって普通の男友達とは違う存在。
もともと男友達も少ないけど、異性でここまで素直に自分をさらけ出せる友達ができるなんて思わなかった。コーには、自分の弱さも汚さも全て見せてきた。不思議な信頼関係みたいなのがあると思う。

こんな人が恋人だったら、楽しいだろうなって感じたこともあるよ。実際2人で言ってたこともあったし(笑)でも、私に好きな人や彼氏がいるときはコーは独りで、コーに彼女や好きな人がいるときは、
私は独り。お互いかぶることはなかった。今だってそう。電話で、このジンクス破らなきゃねって言われたとき、なんとなく淋しかった。

恋愛のドキドキとか好きとかいう感情はない。
悩んだり、辛い経験しているのを傍で見てきたから、コーには幸せになってほしいと思う。
だけど、なんか遠くにいっちゃう気がして淋しく感じたんだろうね。

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私も負けないようにしなきゃ。
最近なんか心がふにゃふにゃで、すぐ泣きそうになっちゃってダメだなあ。

                 22:37

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